『モンスターハンターX』特別企画 ヒットメーカーの方程式 Part 3 資料で振り返る新モンスター開発秘話
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『モンスターハンター』の主役といえばやっぱりモンスター。今回は『X(クロス)』に新登場するメインモンスターのうちの1体「タマミツネ」が誕生するまでの流れを貴重な資料とともに振り返っていく。
一瀬Dのお題からアイディア出し
一瀬Dから出されたお題を元に、プランナーがモンスターのアイディアを練っていく。今作ではまず「四天王をつくりたい」という方向性が打ち出され“4体のメインモンスター”が登場することが決定。タマミツネはその中でも「水属性で蛇っぽい狐のモンスター」というオーダーで、左のラフのように具体化された。
モンスターの生態まで具体的にイメージ
プランナーが作成したラフは一瀬Dがチェックし、さらに詳細なデザインや基本的な動き、攻撃の方法などを決定していく。そのモンスターの性格、生態、弱点まで細かくつくりあげ、命を吹き込んでいく作業だ。
タマミツネが完成
動きや性格など具体的なイメージが固まったところで、ビジュアルを確定する。タマミツネは俊敏かつ柔軟な動きが特徴で、特殊な分泌液と毛をこすり合せることで獲物の自由を奪う泡を生み出すというモンスターに決定した。
タマミツネの武器は和のイメージ
『モンハン』では必ずモンスターが仕上がってから、そのモンスターの素材でつくれる武具を考えていくという流れで制作が進行する。タマミツネの武器は、和をイメージしたものになった。
これがタマミツネの防具だ!
防具も武器と同じく、モンスターが完成してからつくられる。モンスターからどんな素材が剥ぎ取れて、それをどのように加工して防具にするのかを具体的にイメージすることで、デザインに説得力が出るのだ。
泡まみれ状態の開発秘話
タマミツネの攻撃を受けることでなってしまう泡まみれ状態。開発当初はハンターの全身を泡で覆うようなビジュアル(下)だったが、「プレイヤーの全身を完全に隠してしまうため、動きがわかりにくいものだった」(一瀬D)ので、後に量が控えめに調整されたという。