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メタバースを
みんなで遊べるもう1つの現実に

GAME

祖父江 龍樹
クラスター株式会社
Unityエンジニア
ゲーム制作学科(現・ゲーム4年制学科 ゲーム制作コース)/2015年3月卒業

学生時代の学びがメタバースの空間づくりに役立っている

子どもの頃から友達同士でワイワイやるようなゲームが好きで「自分でもこんな面白いゲームをつくりたい」と考え、HALに入学しました。勉強を進めていく中で、プログラミングが楽しくてエンジニアを目指すことに。在学中に学んだ内容で特に役立っているのが、実はCG系の勉強です。いくつか検定を受け、グラフィックの基礎知識を身につけました。
今の仕事でも、3D上での空間づくりやモバイルで動かすときのつくり方など、アイディアの土台になっています。
HAL卒業後は、新卒で大手ゲーム会社に入社。印象に残っているプロジェクトは、コンシューマーゲームの移植です。グラフィック性能の高いゲーム機向けにつくられたものを、低めのゲーム機向けに落とし込むため試行錯誤しました。グレードダウンさせるときに、何を改善すべきか、見た目を変えずにデータをいかに軽くするか、動きはどう変わるかといった知見が深まり、今取り組んでいる全てのデバイスに対応できるメタバース空間づくりに役立っています。
その後、VRに興味があったため、VR関係の企業の合同説明会に参加し、クラスターに出会いました。プラットフォーム上に、ユーザがコンテンツを載せていくという斬新な発想に惹かれ入社しました。WEBやアプリなど色々な分野出身のエンジニアがいるので、刺激になりますね。

技術力でより快適に遊べるプラットフォームを追求

現在は、プラットフォーム事業部のPlay班、エンタープライズ事業部のCG制作班の2部署を兼任し、Unityエンジニアとしてプラットフォーム開発やCG班をサポートしています。特に力を入れているのが、動作が重くならないようにすること。ユーザが快適に遊べるかどうかを一番左右するポイントなので、新しい技術を使ったり、削れる部分を削って軽くしたり色々工夫しています。2部署を兼務するのは仕事のバランスを取るのが大変ですけれど、プラットフォームとCG両方の知見がある分、より的確な改善ができています。
「cluster」の一番の魅力は、誰でもコンテンツをアップロードでき、ユーザみんながそれを楽しめる点です。マーケット機能があるので、売り買いもできます。ユーザがコンテンツを発表し、意見を交わし合える環境は、他のサービスにはない特徴だと思います。
今後の目標は、さらにユーザを増やし、プラットフォームを成長させていくことです。プラットフォーム内でユーザや法人がイベントを主催でき、2022年9月時点で累計参加者は1,500万人。かなり多くの人に参加いただいていますし、ユーザ数がどんどん伸びていますが、さらに増やしていきたいですね。そして、「cluster」が、みんなで遊べるもう1つの現実世界になればいいなと思っています。子どもの時にリアルの世界で経験した「放課後に友達と集まってゲームする空間」みたいなことを、メタバースの世界で実現したいですね。

PROFILE
祖父江 龍樹
クラスター株式会社
Unityエンジニア
ゲーム制作学科(現・ゲーム4年制学科 ゲーム制作コース)/2015年3月卒業


クラスター株式会社で、今注目のVR・メタバースプラットフォーム「cluster(クラスター)」の開発に携わっている。子どもの頃からゲームが好きで、ゲーム制作学科(現・ゲーム4年制学料ゲーム制作コース)に入学。プログラミングやCGについて学ぶ。
卒業後、新卒で大手ゲーム会社に入社。グラフィックの負荷軽減やゲームの移植を担当したのち、2018年11月にクラスターにUnityエンジニアとして入社した。
現在はプラットフォーム事業部のPlay班、エンタープライズ事業部のCG制作班のサポートの2部署を兼任。「cluster」をより快適に楽しく遊べるプラットフォームに成長させるべく日々の業務に取り組んでいる。

代表作

cluster
日本最大級のメタバースプラットフォーム。誰もがアバターを持ち、バーチャルの世界で、イベントに参加したり、友達と遊んだりできる。スマートフォンやPC、VRなど好きなデバイスから最大10万人が同時接続でき、大規模イベントの開催や人気コンテンツの常設化を実現。2022年9月時点で累計1,500万人がイベントに参加している巨大なプラットフォームだ。
© Cluster,Inc All Rights Reserved.


会社概要
クラスター株式会社
VR空問で人が集まれるメタバースプラットフォーム「cluster」の企画開発・運営を実施。
「人類の創造力を加速する」をミッションに、精神を肉体から解放させ、人類の創る力をもっと高めることを目的に事業を展開。
テクノロジーを最大限活用し、バーチャルな体験ができる場所を提供し続けている。