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MUSIC

土井 紀佳

2003年卒
報道技術

さらに新しい技術を追い求めて、作品のクオリティを上げていきたい。

「将来は音響関係の仕事に就きたい」とHALに入学した土井さんは、卒業と同時に放送エンジニアとして同社に就職。現在は、NHK大阪の報道部門で「ニュースの送出業務、具体的には副調整室での音声、VE、スイッチャー、スタジオ内でのカメラなどがメイン業務です」。仕事内容を細かく言いはじめると切りがないので、いつもは「ニュースを送り出しています」と説明しているらしい。中継や選挙対応、公開番組の音声、カメラなども担当している中で、最も重要なのが人命に関わる緊急報道対応だという。「中継車をオペレートし、中継回線を1秒でも早く確立して、ニュース素材の伝送や緊急報道に間に合せます」。テレビ報道は速報性が求められるので、一報が入るとすぐに中継車に乗り込み現場へ向かう。「もちろん、24時間体制でスタンバイしています」。可愛い子を見つけて温かい家庭を築く、という目標の達成はもう少し先になりそうだ。「仕事を進める上では、知識以上に人間関係の大切さを実感しています。在学中にしつこく言われた礼儀や挨拶が、いま活きていますね」。