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大森 廉さん 株式会社アドブレーン 制作本部 モーションデザインセクション ディレクター グラフィックデザイン学科(現:CG・デザイン・アニメ4年制学科 グラフィックデザイン・イラストコース)/2019年卒業

CG/ANIMATION

2024.9.19

モーショングラフィックスで 新世代の広告を創造する

  • 大森 廉

    株式会社アドブレーン 制作本部 モーションデザインセクション ディレクター

    グラフィックデザイン学科(現:CG・デザイン・アニメ4年制学科グラフィックデザイン・イラストコース)/2019年卒業

大手広告代理店の制作ブレーンとして活躍

普段は主に大手広告代理店の制作パートナーとして、通信会社や飲料メーカーなどさまざまな業種のクライアントの広告制作を手掛けています。静止画のグラフィック広告の制作だと担当する企業が固定されがちですが、モーショングラフィックスを担当していると、社内で制作しているグラフィックデザインを動かしてほしいといった依頼が担当の垣根を越えて来ますので、色々な企業や業種の案件に関われています。 取引のある広告代理店とは若手同士の交流の機会もあり、今回、チームを組んで『第72回 朝日広告賞』のデジタル連携の部に応募しました。その結果、グランプリをいただきました。学生時代のひとつの夢が叶ったという感じです。テーマが「仏教辞典」の広告で、制作中は会社で念仏の音を再生させながら黙々と作業をしていたので、周りの人からは怪しい眼で見られていたかもしれません…。

『朝日広告賞』

朝日新聞社主催。1952年の創設以来、各時代の優れた新聞広告を表彰し、広告文化の発展に寄与してきた歴史あるコンテスト。


第72回 朝日広告賞〈一般公募〉デジタル連携の部 入賞作品

モーショングラフィック分野で中心的な役割を担う

モーショングラフィックスは、文字や画像、アニメーションなどの要素を組み合せて短い動画を制作する分野です。デジタルサイネージをはじめ、SNSで流れる広告、映画館に流れる広告などで目にすることが多いと思います。例えば、映画のポスターをつくったとして、これをSNSで展開する時にそのまま静止画のビジュアルを使うより、モーショングラフィックスで動かしたほうが効果的にアピールすることができるんです。静止画で完結しているデザインをモーショングラフィックスで動かしたとき、クライアント様や静止画広告を制作したデザイナーから感動されるのがとても嬉しいですね。 モーショングラフィックスの部署では、立ち上げメンバーとして中心的な役割を担っています。その前は私も静止画のグラフィックデザインだけを担当していましたが、直接取引のある映画会社の方々とやり取りする中で初めて僕がモーショングラフィックスを提案したところ採用いただけました。期待に応えるべく、会社の新たな強みとして確立させたいです。

仕事に直結する、HALでの幅広い経験

もともと映画が好きで、HALに入ったのも映画の3DCGやVFXに関わりたいと思っていたからです。しかし、入学後勉強を進める中でCG映像は自分には無理だと思い、グラフィックデザインを専攻することにしました。進路変更がスムーズにできたのは、HALでは1、2年生の時にCG映像やデザイン、イラストなど幅広い分野を経験できるからです。自分のように後から適性が分かることもあるので、入学してからも選択肢が持てるのは良かったと思います。それに、現在は映画の仕事で広告に携わってエンドロールに名前が載ることもあるので、結果的に夢はかなったとも言えますね。

また、HALでは幅広いスキルが身につきます。グラフィックデザインを専攻していましたが、プログラミングやWEBのコーティング、AfterEffectsや3DCGなど、当時は「意味あるのかな?」と思うくらい色々なことをやっていました。でも、その経験が今に生きています。はじめて映画会社にモーショングラフィックスを提案したとき、動画を勉強していた意味があったんだなと感じました。WEBのコーダーの方と話すときもコーディングの知識があるから話も伝わりやすいですし、アイディアの引き出しや仕事を円滑に進める上でも役立つことが多いです。 また、在学中にチーム制作で金賞を獲ることができたのも良い思い出です。グラフィックデザインというと1人でやるイメージがあるかもしれませんが、やはりチームでつくり上げていくものなんだなと、チームワークの大切さをHALで学びましたね。その経験も今の糧になっていると思います。社会に出て実際に仕事をすると、必ずチームで制作することになりますから。目指すのは「歩くテーマパーク」のような存在。専門分野にこだわるよりも、ワクワクするものをつくりたい。だから手法にはあまりこだわっていません。目に見えるものだけでなく、チームでのコミュニケーションやどういったチームにするかというところから、すでにデザインだと思うので、ゆくゆくはプロデューサー的な視点も大切にし、皆を夢中にさせるプロジェクトを動かしていきたいです。

大森 廉

大森 廉

株式会社アドブレーン 制作本部 モーションデザインセクション ディレクター

グラフィックデザイン学科(現:CG・デザイン・アニメ4年制学科グラフィックデザイン・イラストコース)/2019年卒業

詳細なプロフィールを見る

HAL卒業後、株式会社アドブレーンに入社。以来、大手広告代理店の制作パートナーとして、通信会社や飲料メーカーなどさまざまな業種のクライアントの広告制作を手掛ける。映画『犬鳴村』のグラフィックはSNSでも話題に。『第72回 朝日広告賞』<一般公募・デジタル連携の部>ではラップ調の仏教用語をARで体験できる「仏教辞典」の広告でグランプリを受賞。

代表作

▼第72回 朝日広告賞〈一般公募〉デジタル連携の部 入賞作品 https://www.asahi-aaa.com/backnumber/2023/index_digital.html ▼映画『犬鳴村』

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