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2025.11.20

専門学校HAL 教官インタビュー特集

  • 花山 大貴 先生

    元ゲーム運営・企画担当

    2014年卒

  • 齋藤 晋 先生

    元ゲームプランナー

    2016年卒

  • 酒谷 優生 先生

    元ゲームプランナー

    2017年卒

  • 堂前 和希 先生

    元システムエンジニア

    2019年卒

  • 松本 貴博 先生

    元Webエンジニア、Webデザイナー

    2018年卒

専門学校HALでは、多くの卒業生が教官として学生教育を担っています。今回取材した5名も、全員がHALを卒業し、業界での実績を経て母校へ戻ってきた教官です。 なぜ“教える側”を選んだのか。同じ経験を持つ先輩たちが語る、教職の魅力についてご紹介します。 ※この記事は2025年11月20日時点の内容です。

現場から教える立場への転機について

  • 酒谷先生(左):学生との一コマ。「大変なことにも食らいついてほしい」と日々指導にあたります

    酒谷先生(左):学生との一コマ。「大変なことにも食らいついてほしい」と日々指導にあたります

酒谷

自身は「ゲームクリエイターとしての自分」に誇りを持っていましたし、すごくやりがいのある仕事だと強く感じていました。そのうえで、同じく業界に興味を持っている一人でも多くの学生に対して、更に良さを知ってもらいたいと思ったのがきっかけです。

花山

入社2年目に後輩ができ、業務のレクチャーを行っている時に「いつか教える側に立ちたい」と意識しました。また、自分にできないことを簡単にやってのける後輩を見た時、自分自身がそういう業界人を育ててみたいと思うようになりましたね。

堂前

当時働いていた会社にHAL東京の学生がインターン生として来たのですが、そのインターン生のメンターをした事がきっかけで「教官」という仕事を意識しました。実際に教官となり、学生と上手く関われるのか不安もありましたが、もともと教育分野にも興味があったので、楽しみでもありました。

松本

在学当時、アシスタントスタッフとして体験入学のサポートをしていて、いつか職員として働いてみたいと思っていました。新入社員に仕事を教えて、うまくいったときに「教える楽しさ」を学んだのもきっかけの一つですね。

齋藤

学生時代担任だった先生に声をかけて頂いたのがきっかけです。就任当初は緊張していましたが、始まってしまえば自分が喋らないと授業が進行しないのですぐ慣れました。母校で知っている先生方も多く、馴染みやすかったです。

  • 齋藤先生:授業中の様子。学生に時に厳しく温かく、声をかけていきます

    齋藤先生:授業中の様子。学生に時に厳しく温かく、声をかけていきます

教官としてのやりがい

齋藤

指導する上で自分が工夫した部分が、学生に好評だった時にやりがいを感じます。実際に業界に入って大事だった部分、活かせた部分を学生たちに伝えられるように努力していますし、「どうせやるなら自分が楽しんでやれ」というのは、身をもって言えることですね。

松本

「できないことができるようになった」「悩んでいたことが解決した」――そんな学生の様子を見ると、良かった!と思います。 業界に就職して始めの頃、先輩方にたくさん迷惑をかけました。なので、「できない人の気持ち」がわかります。僕がしてもらったように、いつでも相談できる環境や相談しやすい雰囲気を作り、声かけを行うことで日々学生をサポートしています。

花山

花山先生やはり、学生たちの成長を一番近いところで見られること自体がこの仕事の特権だと思います。特に、自分の指導学生がコンテスト等で結果を出して喜んでいる姿を見た時は、涙が出るほど「この仕事をやっていて良かった」と思います。

  • 花山先生:チーム制作の指導。企画を立てる上での考え方から伝えていきます

    花山先生:チーム制作の指導。企画を立てる上での考え方から伝えていきます

教えることの難しさや壁に直面したとき、どう乗り越えていますか?

花山

周りの先生方とたくさん話をしています。自分が学生時代にお世話になったベテランの先生方もいらっしゃるので、学生への伝え方や考え方について意見を交わしています。

堂前

とにかく色々な方法を試してみています。授業の内容や課題を少し変えてみたり。学生の反応に合わせて柔軟に対応するようにしています。

  • 堂前先生:国家資格取得対策の授業中。解説にも熱が入ります

    堂前先生:国家資格取得対策の授業中。解説にも熱が入ります

業界経験を経て、「これは自分だからこそ教えられる」と感じることはありますか?

酒谷

現場に入ってから若手の頃に苦戦した"面白さの言語化"や"ものづくりをおこなう上での大事な目線"は、体験した・乗り越えられた自分だからこそ教えられる視点だなと感じています。ただ、経験値は「自分が動いて結果に反映されて、初めて蓄積されるもの」なので、直接的になにもかも教えるのではなく、あくまで学生たちの気づきのきっかけになるような形で力になりたいなと思っています。

齋藤

「どうせやるなら自分が楽しんでやれ」と、身をもって言えることですかね。実際に業界に入って大事だった、活かせた部分を伝えられるように努力しています。

堂前

自分はIT学科を卒業していますが、正直在学中はITにそこまでの興味を持てていませんでした。そのため、知識を理解したり、プログラミングを習得したりするのにものすごく時間がかかりました。だからこそ、自分と同じように苦手意識を持つ学生に向けて、自分が興味を持ちづらい内容でも、どうすれば理解できるかを考える――そのプロセスを大事にしながら、まずは自分が納得して教えられるよう授業を工夫しています。

教職に興味を持つ卒業生や後輩にメッセージ

花山

右も左もわからない学生を一人前に育てるということには、大きな責任が乗っかってきます。ただ、毎年業界に教え子を送り出すことは、どの職業にも変えられない喜びがあります。ぜひ同じ仲間として未来の業界を支えていければと思っています。

堂前

学生にも様々な性格や考えの人がいます。世の中に沢山仕事はありますが、これだけ一度に沢山の人と関われる仕事はあまり無いのではないでしょうか。「おもしろい」仕事だと自分は思っています。

齋藤

様々な仕事の中で、人に関わる部分が好きな人はこの仕事も向いていると思います。

  • 松本先生(左):新規サービス提案の授業。ひとり1人に丁寧に向き合っていきます

    松本先生(左):新規サービス提案の授業。ひとり1人に丁寧に向き合っていきます

酒谷

とはいえ、まずは現場で、全力で経験を積むことが最重要かと思います。 そうして積み重ねた経験の先に"学生たちへ伝えたいメッセージ"が見えてくると思うので、それが何か見つけてみてください!

松本

学生たちは奇抜なアイデアや新しいサービスについてなど、様々な質問をしてくれます。自分も負けられないなと思います。ぜひ一緒にお仕事しましょう!学生たちの第一歩をお手伝いする仕事はすごくやりがいがあって楽しいですよ。 将来のIT・デジタルコンテンツ業界は、あなたの行動にかかっています!

花山 大貴 先生

元ゲーム運営・企画担当

2014年卒

指導分野:C言語、Nintendo Switch開発、ゲーム企画、コンテスト指導 株式会社Aimingで運営・企画を担当し、『幻塔戦記グリフォン』や『トライリンク』などのタイトルに携わる。

齋藤 晋 先生

元ゲームプランナー

2016年卒

指導分野: 未来創造展やHEWのグループ制作、及び発想や企画 新卒で株式会社Aimingに入社し、ゲームプランナーとしてシナリオやイベント企画を担当。その後KLab株式会社で『BLEACH Brave Souls』のプランナー業務も経験。

酒谷 優生 先生

元ゲームプランナー

2017年卒

指導分野:企画書、レベルデザイン、就職活動に向けての指導 株式会社ヘキサドライブでゲームプランナーを務めソーシャルゲームからコンシューマー、運営から買い切りに至るまで幅広い開発業務を経験。"ニンジャラ(Ninjala)"や名作RPGタイトルにも携わる。

堂前 和希 先生

元システムエンジニア

2019年卒

指導分野:スマートフォンアプリ開発、システム開発・設計 システムエンジニアとしてスマートフォンアプリやWebアプリ開発に従事。

松本 貴博 先生

元Webエンジニア、Webデザイナー

2018年卒

指導分野:Webサイト制作、クリエーション Webマーケティング会社でSEO事業やWebサイト制作を経験。

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