ニュース&インタビュー
MUSIC
2025.12.16
HALでの学びと経験を地元のために。 人の思いや歴史を伝える番組を作りたい
都鳥 圭
株式会社めんこいエンタープライズ 制作部 ディレクター
ミュージック学科/2025年卒業
生まれ故郷の映像制作プロダクションに入社
今年4月に、岩手めんこいテレビ(フジテレビ系列)の関連会社である制作プロダクション・めんこいエンタープライズに入社しました。現在は、めんこいテレビの情報番組「山・海・漬」の制作や、音楽情報番組「ビートニクス」の編集などを担当しています。番組のテロップに初めて自分の名前が流れた時は本当にうれしかったです。一緒に見ていた家族もすごく喜んでくれました。 高校を出てすぐ地元を離れていたこともあり、岩手や東北に関してまだまだ知らないことが多いなと実感しています。お店や商品や出来事だけでなく、そこに関わる人の思いや、受け継がれてきた伝統や歴史なども含めて視聴者の皆さんに伝えられる番組を作ることを目標に、日々勉強中です!
地元のために何かしたいと帰郷を決意
HALにはレコーディングエンジニアを目指して入学しました。でも2年目くらいから、卒業後は地元である岩手に戻り働きたいという気持ちが強くなっていきました。一人暮らしをする中で家族の大切さを改めて感じた時期でもあったし、何より岩手が好きでした。地域貢献というほど大それたものではないですが、岩手や東北のために何かしたいという気持ちが大きくなっていきました。 学んだことを地元で生かせる仕事ってなんだろうと悩んでいた時、偶然にも番組制作の授業があって、「こんな道もあるのか」と、自然に地元のテレビ局に勤めることを考えるようになりました。
真っ先に頭に浮かんだのがHALだった
ずっと音楽が好きで、音に関わる仕事がしたいと考える中で目指したのがレコーディングエンジニアでした。「音楽が学べる専門学校」として真っ先に頭に浮かんだのが、テレビCMでよく見かけていた、“あのかっこいいビル”のHAL。調べてみるとミュージック学科以外にも多くのコースがあることを知り、いろいろな分野の人たちと交流できる点もいいなと思い、進学を決めました。 入学してみると、予想通り個性あふれる人たちがいっぱい。これまで関わったことのないような、全国各地から集まった学生たち、そしてプロフェッショナリズムあふれる先生方…。最初は「ここでやっていけるのかな」と不安もありましたが、振り返れば、友人と先生に恵まれた4年間でした。
広い視野で考えることの大切さ
HALでは、仕事に直結する技術やスキルだけではなく、業界で活躍するための幅広いことを学ぶことができました。特に、学生時代にいろいろな立場の人たちとたくさん話をしたことで身についたコミュニケーション能力は今に生きています。HALでの学びや経験は、確実に自分の中に蓄積されていると感じています。 実は、担任の先生がテレビマンだったんです。その先生が「地方のテレビ局はいいぞー」と言っていました。もしかしたらその言葉が頭のどこかにあって、今の自分があるのかもしれませんね(笑)。 僕は、当初の目標だったレコーディングエンジニアとは別の道を選びました。最初に抱いた夢を追いかけることはもちろんすごいことですが、時には立ち止まって、広い視野で自分のやりたいことを改めて考えることも大事なのかもしれません。少なくとも自分は、岩手に戻り、この道を選んでよかったと感じています。身につけなくてはいけない知識や技術はまだまだ多く苦労もありますが、やってみたいことにどんどん挑戦させてくれるこの職場で、やりがいを持って働けています。担任の先生にも、この道を応援してくれたことへ感謝の気持ちを伝えたいですね。
都鳥 圭
株式会社めんこいエンタープライズ 制作部 ディレクター
ミュージック学科/2025年卒業
岩手県花巻市出身。音楽が好きで、レコーディングエンジニアを目指しHALに入学。卒業後は地元に戻り、岩手めんこいテレビ(フジテレビ系列)の関連会社であるめんこいエンタープライズに入社。情報番組「山・海・漬」のほか、音楽情報番組「ビートニクス」、企業CMの制作などに携わる。
株式会社めんこいエンタープライズ
テレビ番組やCM、企業・自治体向けの動画などさまざまなジャンルの映像制作や、各種デジタルコンテンツの制作を、企画・立案から自社一貫体制で行う制作プロダクション。