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芸人さんを音という裏方で支え、一緒に笑いをつくる、そんなイメージです。

MUSIC
福川 廣歩
株式会社よしもとブロードエンタテインメント 技術センターポスプロセクション MA
ミュ-ジック学科/2014年卒業
山本 剛士

やりたいこと、やるべきことについては徹底的に調べあげ、まずやってみる、が信条の福川さん。「大阪の専門学校はすべて見ました。ほとんどがミュージシャンを育成するところばかり。表よりも裏方で音の世界を追求したかったんです」。そうしてコンピュータにも強いHALを選んだ。授業がないときは必ずスタジオを押さえ、片っ端から機器を触った。実習では意見がぶつかることが多々あったが、「議論を戦わせるよりもまずつくろう。そして選ぼう」とコンペを提案した。“出音”で勝負。口よりも手を動かす。こうして着々と腕を磨いてきたが、他社でのインターンでは仕事の進め方を覚えた。「ProToolsなどの機材を覚えられたのもそうですが、演者さんやメイン機を操作する方への気配りなど、仕事の流れを直に学べたのが大きかった」。

よしもと新喜劇では、芸人と劇場の音効スタッフの関係は親密という。「ボタンを押してからコンマ何秒か音がズレるのでそこを計算しないと」。芸人さんと一緒に笑いをつくっている感覚だという。「音響効果の世界は8割がセンスだと思っています。センスは磨くことができる。とにかく音を聴きまくること。テレビ番組は良い勉強になります。だから、本当に休みたいときは一切テレビも点けず音のない世界に入ります(笑)」。

株式会社よしもとブロードエンタテインメント
吉本興業のグループ会社で、東京・大阪で展開する総合制作プロダクション。テレビ番組の企画制作、ハイビジョンでのコンテンツ収録、展示会企画・イベント映像中継、マルチメディアを利用した情報サービス、舞台美術装置のプランニング及び制作などを手掛ける。