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モバイルゲーム市場の成長性に魅力。
HALでプログラマーの魅力を知った。

GAME
今井 雄貴
株式会社エイチーム エンターテインメント事業本部 プログラマー
ゲーム4年制学科/2014年卒業

PCが苦手でも、気持ちがあればプログラマーになれる

スマートフォンの普及で急速に伸びているモバイルゲーム市場。中でも株式会社エイチームは『ユニゾンリーグ』『ヴァルキリーコネクト』などのスマートフォン向けゲームアプリを提供するベンチャー企業でありながら、マザーズ上場から史上最短の233日で東証一部へ昇格するなど、企業としての成長スピードも群を抜いている。

そのエイチームでプログラマーとして活躍しているのが今井さんだ。

プログラマーとして1年目にも関わらず、『ユニゾンリーグ』の開発に携わり、リリース後は運営業務として、ユーザの意見を取り入れながらのサービスの改良や、台湾の外部会社に対して技術指導も担当。2年目からは別の新規プロジェクトの開発リーダーとして、技術責任者となった、まさに即戦力のキャリアである。

そんな今井さんだが、HALに入学するまでは、ゲームはおろか、PCの知識もないような状況だったそう。

「ゲームを好きになったのは小学生の頃です。『ゼルダの伝説』シリーズを遊んで、ゲームの面白さにワクワクしたことを覚えています。進路について考えたときも、人を楽しませる仕事が自分にとってやりたいことだと感じ、エンターテインメントの中でも自分の好きなゲームの業界に進むことを決めました。しかし、当時はPCに詳しくなかったので、最初は企画系の職種を考えていました。でも、HALに入学して初めてプログラミングを学び、ゲームにはシステムが不可欠であることに気づきました。そこから、ゲームを自分の手で創り上げることができるところに惹かれ、ゲームプログラマーを目指すようになりました」。

仕事をするうえでのこだわり、簡単に「無理」とは言わないこと

実際、HALに入学してからも、最初は苦労したそう。

「高校生の頃、数学や物理に力を入れていたわけでもないですし、プログラミングについても全く知識がなかったので、入学した当初は英語を学んでいるのかと思ってしまうくらいでした。1年生のときはかなり苦労しましたが、だんだん自分が書いたコードがどういう風に動作に反映されるかが分かってきて、プログラミングが楽しくなりました。放課後は、学校の課題以外にも作品をつくっていたので、自ずと技術が身についていきました」。

次第にゲームプログラミングの世界に引き込まれていった今井さん。苦労することがあっても、あきらめないというこだわりは学生時代から育まれ、今の仕事をする上でも生き続けているのだとか。

「仕事をするうえでのこだわりは、簡単に「無理」と言わないことです。ゲーム開発では、アイディアを生かすも殺すもプログラマー次第なんです。プランナーたちが練りに練った企画をどこまで実現させられるかは、プログラマーの腕によるものだと考えています。
もちろん、企画すべてを絶対に実現できるわけではありません。技術や自分のスキルの問題でうまくいかないこともありますが、上司や先輩に相談したり、自分で調べたりして、なるべく実現できるようにしています」。

モバイルゲーム業界は若手が活躍できる可能性が高い

今井さんは就職活動時に、いくつかのゲーム企業が候補にあがっていたが最終的にモバイルゲームの世界を選んだ。決め手は、「成長性」だったのだそうだ。

「モバイルゲームの会社はベンチャー企業がほとんどで、若手社員でも活躍できる機会に恵まれやすいのではと考えました。想像した通り、エイチームでリリースした直近のゲームにはすべて関わって来れていて、たとえば『ヴァルキリーコネクト』や『三国BASSA!!』といった人気タイトルの開発を担当しました。リリースする瞬間の達成感やユーザの皆さんからの声がやりがいです」。

「ゲームをつくっている」というと、エンターテイメントの世界であり、とても華やかなイメージがあるが、働き続けるにはやはり「気持ち」の部分が大きいそうだ。

「ゲームづくりは地道な作業が非常に多いんです。企画が持ち上がったタイトルがリリースにこぎつけるのが数年後になることも良くあります。なので、途中で諦めず最後までゲームをつくり上げるという強い気持ちが大事です。また、ゲームは1人ではつくれませんので、コミュニケーション能力も求められてきます。HALで授業や学内イベント、コンテスト等でチーム制作をたくさん経験できたことが、今に役立っていると思っています。「プログラマー35歳定年説」という言葉もあるようですが、経験を積めば積むほどスキルは身についていきますし、生涯プログラマーとして戦っていけるフィールドはあると思っています」。

最後にこれからゲーム業界を目指す若者にメッセージをいただいた。

「ゲーム開発は夢のある仕事です。ゲームが好きという気持ちや、やりたい気持ちがあるなら勇気を持って飛び込んできてください。僕も世界的に有名なエンターテインメントを創り出すことを目標に、ゲームクリエイターとしてさらに上を目指していきたいと思っています」。

個人としても、会社としても、業界に対してインパクトを残してこの業界をさらに盛り上げたいと語る今井さんは、現在も新しいタイトルの開発に励む毎日だそう。

今井 雄貴
ゲーム4年制学科/2014年卒業
株式会社エイチーム
エンターテインメント事業本部/プログラマー
2014年にHALを卒業後、株式会社エイチームに入社。1年目からプログラマーとして『ユニゾンリーグ』の開発に携わり、2年目にはプロジェクトの技術責任者も経験。その後も『ヴァルキリーコネクト』や『三国BASSA!!』といった新規タイトルのリリースに関わっている。
株式会社エイチーム
『ユニゾンリーグ』『ヴァルキリーコネクト』などの人気スマートフォン向けゲームアプリをはじめ、引越しや結婚といったライフスタイル関連のWebサービスを開発・運営する、総合ITベンチャー企業。

※Career Garden(careergarden.jp)掲載記事より