スペシャルゼミ

過去に開催されたスペシャルゼミ|世界初の装着型サイボーグ“HAL”で知られる、サイバーダインによる特別講義を実施しました

世界初の装着型サイボーグ“HAL”で知られる、サイバーダインによる特別講義を実施しました

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CYBERDYNE株式会社(以下、サイバーダイン)取締役 営業本部長の安永好宏氏をお招きし、特別講義を実施いただきました。
サイバーダインが手がける装着型サイボーグ「HAL」は、人が体を動かそうとする際の信号を検出し、装着者の意思に従った動作を実現する世界初の革新技術です。福祉や医療分野、災害現場での復興支援活動などに活用の場が広がっています。

講義では、サイバーダインの会社説明や高齢化社会におけるロボット活用、そして「HAL」の仕組みや社会での活用事例などについて紹介いただきました。ロボットがインターネットにつながる「IoT」の時代において、同社が開発するロボットもデータを活用・学習することによって、ユーザーそれぞれに合ったサービスを提供できるようになります。

特に印象的だったのは、工場などに用いられる産業用ロボットに見られるように、人とロボットは安全上、距離を離して使用するものであったのが、装着型の「HAL」では今までと異なる安全基準をつくる必要があったということです。新しい技術を開発すると、それを世界中の色々な人が使うための新しい規格が必要になります。


「HAL」のひじやひざなどに使用するタイプの実機も試用させていただきました。腕を曲げようとする意志をセンサーが読み取り、連動して機器が動く様子に、皆興味津々の様子でした。「HAL」の用途は治療がメインでしたが、最近ではメジャーリーガーの前田健太選手など、トップアスリートがより良いパフォーマンスをするためにも活用され始めているそうです。

最後に質疑応答の時間も設けていただきました。学生たちからは、「開発でモーションキャプチャーを活用することはありますか?」「無重力でHALを使用するとどうなりますか?」など様々な質問が上がりました。

 実際の機器を体験しながら最新技術に触れることができた貴重な機会。「ハードは海外でもつくれてしまうが、プログラミングはロボットを動かすコア技術。制御系のエンジニアが求められている」というお話もあり、最新技術の可能性に期待感がわくとともに、現在の学びが将来人々や社会のために役立つことを改めて実感する機会となりました。


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