
アメリカ大使館とHALが共催 ゲーム開発者5名による特別講演を実施しました!
アメリカ大使館との2度目となる共催イベントが実現!アメリカでゲーム開発会社やデザインスタジオを創業し、業界の第一線で活躍するゲーム開発者5名をHAL東京にお招きして、公開特別講演を行いました!ゲーム市場規模において共に世界上位を占める日本とアメリカ。その業界のリアルに迫ります。
まずは「現在の日本のゲーム業界にみるトレンド」「ゲームを学ぶ学校に必要な授業とは」「日米ゲーム業界の課題」などのテーマで自由にディスカッション。同じゲーム業界でありながら、アメリカ人と日本人の視点の違いに学生たちは驚かされました。
そして即興で出されるワードに対してパネラーが見解を述べるコーナーでは、「Games as a Service (GaaS)」「トランスメディア」といった今ゲーム業界で注目が集まるワードに対して賛否両論が飛び交い、会場を沸かせました。
質疑応答では学生から「ゲーム業界はこの先5~10年でどう変わる?」「今後スマホゲーム市場がさらに拡大し、ポータブルゲームは消えてしまうのか」「VRは値段の高さが普及の足かせになっているのでは?」といった鋭い質問を次々と投げかけられました。どの質問にも真摯に答えていただき、学生たちの理解も深まりました。
最後にはSNSを公開して「迷ったら連絡をください。私たちも学生だったときがありますから、協力します」と約束を交わし、彼らと同じゲーム業界を目指す学生たちにエールを送りました。将来は世界を舞台にゲームクリエイターとして活躍したいと考える学生も多いHAL。今回の特別講義は学生たちにとって世界へ視野を広げる貴重な機会となりました。
■講演者
モデレーター
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ジェシー・ビジル氏ゲーム開発者、フィルムメーカー、起業家。“Psychic Bunny”の共同創業者。ドキュメンタリーフィルム制作、インパクトゲーム、試験的ハイブリッドメディア、インタラクティブコミック、インディペンデントゲームなど、様々な革新的アプローチで制作に従事。現在、南カリフォルニア大学のシネマ部門にてオルタネット・リアリティ・ゲームのディレクターを務める。
パネリスト
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アキラ・トンプソン氏ゲーム開発会社RainBros(レインボーブロス)のオーナー兼開発者。南カリフォルニア大学とウォルト・ディズニー・イマジニアリングの共同研究に従事。その後ユニバーサル・スタジオ・ジャパン等、大手テーマパークのVRプロジェクトを担当した後、独立。ロサンゼルスのゲーム開発者によるコミュニティづくりの発起人になるなど、精力的に活動している。
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ユーチン・スー氏デザインスタジオ「Thinker-Tinker」の創業者兼、CEO。UX調査に基づいたゲームとニューメディアの開発、ならびにデザインを手がける。作品はゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス、インディケード、E3など、多くのゲームショーにて高い評価を得る。現在は、インタラクティブストーリーテリングの開発に力を注いでいる。
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マット・コーバ氏ゲーム開発スタジオ「The Odd Gentlemen」創業者。King’s Questシリーズのクリエイティブ・ディレクター。南カリフォルニア大学の卒業論文プロジェクトとして制作した「The Misadventures of P.B. Winterbottom」が高評価を得て、ゲーム会社2K Gamesによって商品化される。ディズニーやファンタジー作家ならびに脚本家のニール・ゲイマンとの共同制作も手がける。
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アンドリュー・ゴールドスタイン氏ゲーム開発スタジオ「Otherworld Interactive」のCEO兼、共同創業者。ゲーム開発と映像技術を通じて、VRとファンタジーの創造に取り組む。クリエイティブ・ディレクターおよびビジネスディレクターとしてゲーム開発におけるクリエイティブデザインを統括するかたわら、予算やスケジュール管理等、スタジオ運営全般も統括している。