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AI専門学校の選び方は?学べる内容や卒業後の就職先も解説

AIエンジニアやデータサイエンティストを目指すうえで、専門的な知識と開発技術を体系的に学べるのがAI専門学校です。しかし、学習期間やカリキュラム、設備、就職支援は学校によって異なるため、学校名や学費だけで進学先を決めるのはおすすめできません。

この記事では、AI専門学校で学べる内容や選び方、卒業後の就職先、年収、学費について詳しく解説します。

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AI専門学校ではどんなことが学べるのか

AI専門学校では、AIの仕組みだけでなく、システムとして実装するためのIT技術を基礎から学びます。主な学習内容は次のとおりです。

  • プログラミングやシステム開発の基礎
  • AI・機械学習を活用した開発技術
  • データ分析・データサイエンス
  • ロボットやIoTに関する制御技術

これらについて詳しく見ていきましょう。

プログラミングやシステム開発の基礎

AIを活用したシステムを開発するには、まずプログラミングやコンピューターの基本的な仕組みを理解する必要があります。

AI専門学校では、変数や条件分岐、繰り返し処理といったプログラミングの基礎から、アルゴリズム、データベース、ネットワーク、クラウド、システム設計などへ学習範囲を広げていきます。

扱う言語は学校によって異なりますが、AI開発で広く使用されるPythonを中心に、JavaやC言語などを学ぶケースもあります。プログラムを書くだけではなく、要件定義、設計、開発、テスト、運用というシステム開発の流れを理解することも重要です。

また、実際の開発現場では複数人でプロジェクトを進めます。そのため、ソースコードの管理方法やチーム開発、仕様書の作成、プレゼンテーションなどを学べる学校であれば、就職後にも役立つ実践力を身につけやすいでしょう。

AI・機械学習を活用した開発技術

AI・機械学習の授業では、コンピューターにデータを学習させ、予測や分類、認識などを行う仕組みを学びます。

機械学習とは、大量のデータから一定の規則性や特徴を見つけ出し、新しいデータに対する予測や判断に活用する技術です。さらに、ニューラルネットワークを多層化したディープラーニングについて学ぶことで、画像認識や音声認識、自然言語処理などの高度な開発にも取り組めるようになります。

AIを活用した開発では、単にAIの仕組みを理解するだけでなく、実際のデータやシステムと組み合わせて「どのように使うか」を設計することが重要です。AI専門学校では、こうした実践的な視点を踏まえながら、次のような内容を学びます。

  • 画像や映像データを使った認識システムの基礎(画像処理・特徴抽出など)
  • ユーザーの行動データをもとにしたレコメンドの仕組み
  • 自然言語処理を用いた文章解析や対話システムの基礎
  • 時系列データを用いた予測モデルの考え方(売上・需要など)
  • センサーやログデータを活用した異常検知の基本的な手法

また、AIの開発はモデルを作って終わりではなく、実際のサービスとして動かすための工程も重要です。授業では、データの前処理や学習、評価といった流れに加え、プログラムとして組み込み、動作を検証しながら改善していく一連のプロセスも学びます。

データ分析・データサイエンス

AIの性能は、学習に使用するデータの量や質に大きく左右されます。そのため、AI専門学校では、データを収集・整理・分析するデータサイエンスについても学びます。

主な学習内容は、統計学や確率、データベース、データの前処理、可視化、ビッグデータ解析などです。Pythonなどのプログラミング言語や分析ツールを使い、大量のデータから傾向や課題を見つけ出します。

例えば、小売業では購買履歴から売れやすい商品を予測し、製造業では機械の稼働データから故障の兆候を発見できます。医療、金融、物流、広告など、データ分析が活用される業界はさまざまです。

データサイエンスでは、分析結果を出すだけでなく、その結果が何を意味するのかを読み取り、事業の改善策として提案する力も求められます。そのため、統計やプログラミングに加え、課題発見力や論理的思考力、プレゼンテーション能力も重要です。

ロボットやIoTに関する制御技術

AIは、パソコンやスマートフォンの中だけで利用される技術ではありません。カメラやセンサー、ロボット、家電、工場設備などと組み合わせることで、現実世界の情報を認識し、機器を自動で動かせます。

IoTとは、家電や自動車、設備などのさまざまな機器をインターネットにつなぎ、情報を収集・共有する仕組みです。AI専門学校では、センサーから取得した情報を処理する方法や、ネットワーク通信、組込みシステム、機械制御などを学びます。

ロボット分野では、モーターやセンサーを動かすプログラムに加え、カメラ映像から周囲の状況を認識したり、音声による指示を理解したりする技術にも触れます。

AIとロボティクス、IoTを組み合わせることで、自動運転、産業用ロボット、介護ロボット、スマート家電、農業機械など、幅広い製品やサービスの開発につなげられます。

本学の次世代ロボティクス専攻では、ロボットを教材として、動作制御のシステム設計やソフトウェア開発を学びます。さらに、画像・音声解析を利用した学習型知能機械の開発に必要な知識と技術も身につけます。

AI専門学校を選ぶ際のポイント

AIを活用したシーン

AI専門学校は、学習期間や授業内容、実習環境、就職支援などに違いがあります。入学後のミスマッチを防ぐため、次のポイントを比較しましょう。

  • オープンキャンパスに参加
  • 卒業までの期間
  • 実践しながら学べるカリキュラムの有無
  • 設備の充実度
  • 就職率と就職サポート

オープンキャンパスに参加

学校のWebサイトやパンフレットだけでは、授業の雰囲気や設備の使いやすさ、教員と学生の距離感までは分かりません。気になる学校があれば、オープンキャンパスや学校説明会に参加しましょう。

オープンキャンパスでは、以下の点を確認するのがおすすめです。

  • 授業で使うパソコンや開発設備
  • AI・プログラミングの体験授業
  • 教員の指導方法や質問のしやすさ
  • 在校生の作品や卒業制作
  • 就職・資格取得のサポート内容
  • 学校全体の雰囲気
  • 通学環境やアクセス

可能であれば複数校を比較すると、違いがより明確になります。同じAIコースでも、システム開発重視、データ分析重視、ロボット開発重視など学校ごとに特色があります。

卒業までの期間

AI・IT系の専門学校には、主に2年制、3年制、4年制の学科があります。修業年限によって、学べる範囲や実習に取り組める時間、卒業時に取得できる称号などが異なります。

修業年限主な特徴
2年制ITの基礎と就職に必要な技術を短期間で集中的に学ぶ
3年制基礎・応用に加え、専門分野や作品制作について深く学ぶ
4年制AI、データ分析、IoTなどを体系的に学び、開発や卒業制作に時間をかける

早く就職したい場合は2年制が選択肢になります。一方、プログラミング未経験からAI、データサイエンス、ロボティクスまで幅広く学びたい場合は、3〜4年制が向いているでしょう。

修業年限が4年以上で、総授業時数や教育課程などの要件を満たし、文部科学大臣が指定した専門課程の修了者には「高度専門士」の称号が付与されます。

高度専門士を取得できる課程は大学院への入学資格にもつながるため、卒業後の進学まで視野に入れている方は確認しておきましょう。

参考:文部科学省「専門士・高度専門士の称号とは」

実践しながら学べるカリキュラムの有無

AIやプログラミングの技術は、教科書を読んだり講義を聞いたりするだけでは十分に身につきません。自分でコードを書き、エラーの原因を調べ、システムを完成させる経験が必要です。

学校を選ぶ際は、次のような実習が用意されているか確認しましょう。

  • AIモデルを作成・検証する実習
  • アプリケーションやWebサービスの開発
  • IoT機器やロボットを使った制御実習
  • 複数人で役割を分担するチーム開発
  • 企業から提示された課題に取り組む産学連携授業
  • 制作物の企画・設計・発表
  • 長期間取り組む卒業制作

実際の開発現場では、プログラミング技術だけでなく、顧客の要望を整理する力や、チーム内で情報を共有する力も求められます。企画から設計、開発、検証、発表まで経験できる学校であれば、就職後に必要となる総合的な力を磨けます。

また、授業で制作したAIシステムやアプリケーションは、就職活動で自分の技術力を示すポートフォリオとして活用できます。作品制作の指導まで受けられるか確認しておきましょう。

設備の充実度

AI開発では、大量のデータを処理したり、複雑な計算を繰り返したりするため、一定以上の性能を備えたパソコンやサーバーが必要です。

学校を見学する際は、パソコンの台数だけでなく、次のような設備や利用環境まで確認しましょう。

  • AIや機械学習に対応した高性能パソコン
  • GPUを利用できる開発環境
  • クラウドサービスを使用した実習環境
  • ロボット、センサー、マイコンなどの実習機器
  • チーム制作に対応した演習スペース
  • 開発用ソフトウェアやデータ分析ツール
  • 授業時間外に設備を使用できる制度

高性能な設備が用意されていても、授業時間以外に利用できなければ、自主制作や資格学習を進めにくい可能性があります。利用できる時間帯や予約方法、学生一人あたりの使用環境も確認することが大切です。

また、AI開発の現場ではクラウド上にデータやシステムを構築する機会もあります。パソコンやロボットなどの機器に加え、クラウドやネットワークを含めた開発環境が整っているかも比較しましょう。

就職率と就職サポート

AI専門学校の就職実績を比較するときは、就職率の数字だけで判断しないことが重要です。算出対象となる年度や就職希望者数、AI・IT分野への就職割合、具体的な就職先まで確認しましょう。

主な就職サポートとして、次のようなものがあります。

  • キャリアカウンセリング
  • 履歴書やエントリーシートの添削
  • ポートフォリオや制作物の指導
  • 模擬面接
  • インターンシップの紹介
  • 学内企業説明会や選考会
  • 卒業後の転職・再就職支援

AI関連職では、資格だけでなく、実際に何を設計・開発したのかが評価されます。そのため、制作物の企画や技術選定、コードの整理、発表方法までサポートしてもらえる学校が理想です。

AI専門学校を卒業した後の就職先と年収

AI専門学校で学んだ技術は、IT企業だけでなく、製造、金融、医療、小売、物流など幅広い業界で活かせます。ここでは、卒業後の主な職業・就職先と年収について見ていきましょう。

主な職業・就職先

AI専門学校を卒業した後に目指せる主な職業は、次のとおりです。

職業主な仕事内容
AIエンジニア機械学習モデルの設計、開発、実装、検証を行う
機械学習エンジニアデータを学習させ、予測や分類を行うモデルを開発する
データサイエンティストデータを分析し、経営や事業の課題解決につなげる
データアナリストデータを集計・可視化し、傾向や改善点を明らかにする
データエンジニアデータを収集・蓄積・処理するための基盤を構築する
IoTエンジニアセンサーや通信機器を利用したシステムを開発する
ロボティクスエンジニアロボットの動作制御や認識システムを設計する
システムエンジニア業務システムやアプリケーションを設計・開発する
プログラマー仕様書をもとにプログラムの作成やテストを行う

主な就職先は、AI開発会社、IT企業、システムインテグレーター、Webサービス企業、ソフトウェア会社などです。メーカーや金融機関、医療関連企業、小売・EC事業者、物流会社、コンサルティング会社などでもAI人材が活躍しています。

例えば、製造業では画像認識を利用した品質検査、金融業では不正取引の検知、小売業では需要予測や商品提案、物流業では配送ルートの最適化などにAIが活用されます。

プログラミングやAIの知識だけでなく、特定の業界や業務に関する知識も身につけることで、就職先やキャリアの選択肢を広げやすくなるでしょう。

年収

AI関連職の年収は、職種、企業規模、地域、経験年数、担当する業務、保有するスキルなどによって異なります。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、平均年収は以下のとおりとなっています。

職業全国平均年収
AIエンジニアが属する主な職業分類609万8,000円
データサイエンティストが属する主な職業分類611万9,000円
システムエンジニアが属する主な職業分類578万5,000円

ただし、これらは新卒者だけを対象とした初任給のデータではありません。幅広い年齢や経験年数の就業者が含まれており、それぞれの職業だけを示す統計ではない点に注意が必要です。

AIエンジニアが属する職業分類では、スキルレベル別の年収も次のように示されています。

ITSSレベル年収の目安
レベル1~2420万~620万円
レベル3450万~700万円
レベル4500万~780万円
レベル5以上600万~950万円

就職直後から平均年収と同程度の収入を得られるとは限りません。プログラミング、機械学習、データ分析、クラウドなどの技術を身につけ、開発実績を積み重ねることで、年収アップを目指しやすくなります。

参考:厚生労働省「AIエンジニア|職業情報提供サイトjob tag」

参考:厚生労働省「データサイエンティスト|職業情報提供サイトjob tag」

参考:厚生労働省「システムエンジニア|職業情報提供サイトjob tag」

AI専門学校にかかる学費

AI専門学校の学費は、修業年限や地域、授業内容、設備によって異なります。2年制では総額200万〜250万円程度、3〜4年制では総額350万〜500万円程度かかるケースがあります。

学費の主な内訳は次のとおりです。

費用内容
入学金入学時に一度だけ納める費用
授業料講義や実習を受けるための費用
教育充実費教育環境や就職支援などを充実させるための費用
施設・設備維持費パソコンや実習室、ネットワークなどの維持費
教材費教科書、ソフトウェア、実習教材などの費用
その他資格受験料、研修費、行事費、卒業関連費など

AI・IT系専門学校の一般的な初年度納入金は120万〜140万円程度が目安です。ただし、設備や実習内容が充実している学校では、初年度だけで150万円を超えることもあります。

HAL東京の高度情報学科では、入学金、授業料、教育充実費、施設・設備維持費を合わせた初年度納入金が約170万円となっています。

また、学校が公表する学費に、パソコンや教材、ソフトウェア、資格受験料、研修費などが含まれていない場合もあります。学校を比較するときは、卒業までに必要となる費用の総額を確認しましょう。

学費の負担を抑える方法として、次のような制度があります。

高等教育の修学支援新制度では、一定の要件を満たす学生を対象に、授業料・入学金の減免と返還不要の給付型奨学金による支援が行われます。対象となる学校や個人の要件を確認したうえで申請が必要です。

AI専門学校は社会人でも通える?

パソコンで仕事をする女性

AI専門学校には、高校卒業後の学生だけでなく、キャリアチェンジや学び直しを目的とする社会人も通えます。プログラミング経験や年齢を問わず、基礎から学べる学校もあります。

社会人が通いやすい学習形態として、次のようなものが挙げられます。

  • 平日の夕方や夜に学べるコース
  • 夜間部
  • 土日を利用して学ぶ講座
  • オンライン授業
  • 必要な科目だけを選ぶ科目履修制度
  • 短期間で特定の技術を学ぶ講座

ただし、すべてのAI専門学校が夜間部やオンライン授業を用意しているわけではありません。授業時間、通学日数、出席要件、課題の量を確認し、仕事や家庭生活と両立できるか検討しましょう。

転職を目的に通う場合は、社会人向けのキャリア相談や求人紹介、ポートフォリオ制作、面接対策などを受けられるかも重要です。

また、厚生労働大臣が指定する講座であれば、受講費用の一部が支給される教育訓練給付制度を利用できる可能性があります。対象講座や受給条件については、厚生労働省の検索システムやハローワークで確認してください。

AIについて学びたいなら『HAL』

HALの高度情報学科 AIシステム開発コースⅠ・Ⅱでは、AI、機械学習、データサイエンス、IoT、ロボティクスなどを4年間かけて体系的に学びます。

入学後は、PythonによるAIプログラミングやアルゴリズム、データベース、システム開発など、IT分野の基礎から学習します。未経験からスタートする場合でも、基礎・応用・実践へと段階的に技術を身につけることが可能です。

上級年次では、目指す職種や興味に合わせて専門分野を深く学びます。AIを利用したシステムやサービスの開発だけでなく、ロボットの動作制御、画像・音声解析、ビッグデータの収集・分析などにも取り組みます。

本学の高度情報学科 AIシステム開発コースⅠ・Ⅱは、「基本情報技術者試験」の科目A試験免除制度が適用される学科です。資格対策の専門指導も行っており、在学中の資格取得をサポートしています。

また、本学は企業と連携した「産学直結ケーススタディ」を実施しています。実社会の課題をもとに企画や開発へ取り組むことで、技術力に加え、課題発見力、企画力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を磨けます。

なお、HALは国の基準を満たした正規の認可校(専修学校)のため、学割の適用や公的奨学金の利用、卒業時の称号付与など安心して学べる環境が整っています。

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まとめ

AI専門学校では、プログラミングやシステム開発の基礎から、機械学習、データサイエンス、IoT、ロボティクスなどの専門技術まで学べます。

学校を選ぶ際は、カリキュラム名だけでなく、実際にどのようなシステムや作品を開発できるか確認することが大切です。修業年限、実習環境、企業連携、設備、学費、就職実績、就職サポートも比較しましょう。

また、AI分野で活躍するには、技術を覚えるだけでなく、データから課題を見つけ、解決策を考え、システムとして形にする経験が欠かせません。

HALでは、基礎から高度なAI技術までを4年間で体系的に学び、企業連携や作品制作を通して現場に直結する実践力を養います。資料請求やオープンキャンパスを活用して、自分の目指す職種や学習環境に合っているかぜひチェックしてみてください。

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執筆者 HALのIT・デジタルコラム編集部
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