この記事でわかること3点まとめ
- プログラミング言語とは、コンピューターに動作を指示するための言語の総称
- プログラミング言語を使えば、Webサイトやアプリ、業務システムなどを作れる
- プログラミング言語を学ぶなら、独学または専門学校に通うのが一般的
身近なWebサービスやスマートフォンアプリは、プログラミング言語で作られています。IT技術が進化する今、プログラミング言語の学習はエンジニアやクリエイターを目指すうえで欠かせないスキルです。
この記事では、プログラミング言語について詳しく解説します。プログラミングに興味のある方や、言語を活かせる職業などを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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プログラミング言語とは?

プログラミング言語とは、コンピューターに動作を指示するための言語の総称です。
コンピューターが直接理解できるのは「0」と「1」で構成される機械語のみです。しかし、この数列を人の手で書き起こし、的確な指示を出すには多くの時間と手間がかかってしまいます。そこで、テキスト形式のプログラミング言語が必要になります。
このプログラミング言語を使うことで、簡潔かつ明確な指示をコンピューターへ与えられるようになりました。
プログラミングとは?主な言語や学ぶとできること・メリットを解説
プログラミング言語の代表的な種類
プログラミング言語には多くの種類があり、その数は200を超え、派生した言語も含めると1,000を超えるともいわれています。
なかでも代表的なプログラミング言語は、以下の表のとおりです。
言語 | 難易度 | 概要・可能な業務 |
---|---|---|
HTML・CSS | 初級 | 8割以上のWebサイトで用いられる言語 HTMLメールの作成・Webページのデザインやレイアウトなど |
Ruby | 初級 | 日本人が開発した言語 Webサイトのバックエンド開発・Webアプリ開発など |
Python | 中級 | 幅広い用途に利用可能 AI開発・データ分析・Webアプリ開発など |
JavaScript | 中級 | Webページの表現や動きに関与する Webサイトのフロントエンド開発・動的なWebページの開発など |
Swift | 中級 | Apple製品に特化した言語 iOS(iPhone/iPad)向けアプリ開発など |
C# | 中級 | ゲーム開発分野で需要が高い Webアプリ開発・Windowsアプリ開発・VR開発など |
Go | 中級 | Google社が開発した言語 ドローン制御・バックエンド開発など |
Java | 上級 | 幅広い用途に利用可能 Webサービス・Androidアプリ・バックエンド開発など |
プログラミング言語の種類により、可能な動作が異なります。目的に合った言語を選ぶことで、多彩なソフトウェアやサービスを生み出せます。
プログラミング言語を使ってできることの例

プログラミング言語は、現代社会に不可欠なさまざまなソフトウェアやサービスを生み出す際に役立っています。具体的な活用例を見てみましょう。
Webサイト・Webサービスの制作
プログラミング言語は、個人や企業のWebサイトや、X(旧Twitter)やYouTubeなどのWebサービス制作に欠かせません。主に以下の要素に関与し、ユーザー体験を形作ります。
- フォントのデザインや文字の大きさ
- 画面表示が変わる際の動き
- お問合せフォームの情報処理 など
インターネット上のあらゆるサービスには、主にHTML(構造)、CSS(装飾)、そしてJavaScript(動作)が用いられています。
スマートフォンアプリの開発
プログラミング言語は、スマートフォンやパソコンのアプリ開発にも使われています。日常生活で利用するゲーム、SNS、地図アプリといったあらゆる分野のアプリに活用されています。
- ゲーム
- SNS
- 地図 など
ユーザーの視界に入る部分だけでなく、収集データの処理やサーバーとの通信などにもプログラミングが使われています。Apple製iOS向けのアプリ開発にはSwift、Android向けのアプリ開発にはKotlinが用いられるのが近年の傾向です。
ゲーム開発とは?基本的な流れから必要な知識・スキル、プログラミング言語について
業務システムの構築
プログラミング言語は、企業の業務効率化を支えるシステムにも使われています。主に以下のシステムが対象です。
- 基幹システム
- 経理システム
- 在庫管理システム など
業務システムの構築には、高いセキュリティ性能を持つJavaが人気を集めています。
AI(人工知能)・データ分析
プログラミング言語は、AI(人工知能)やデータ分析の分野でも用いられています。主に以下の動作に携わっています。
- 異常パターンの検知
- 市場のトレンド分析 など
収集データの処理やパターンの認識など、あらゆる情報の分析にプログラミング言語が使われており、PythonやR言語などが代表的です。
プログラミング言語を使う主な職業

プログラミング言語を取り扱うWebエンジニアやアプリケーションエンジニアなどは、現代社会のデジタル化を支える重要な役割を担っています。
Webエンジニア
Webエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションの開発・運用に携わる職種です。主に以下の2種類の領域に分かれます。
- フロントエンド: ユーザーが目にするデザインや画面上の装飾、動きを実装します。JavaScriptやHTML/CSSなどの習得が不可欠です。
- バックエンド: ユーザーの目に触れないサーバーの管理、データベースの処理、情報セキュリティなどに関わります。PHPやPythonなどの習得がおすすめです。
就きたいポジションに合わせた言語の習得が、キャリアを築くための鍵となります。
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアは、スマートフォンやWeb、企業の業務効率化を目的としたアプリ開発に携わる職種です。
スマートフォンのアプリ開発では、iPhone向けにはSwift、Android向けにはKotlinやJavaといった、プラットフォームに合わせたプログラミング言語の習得が求められます。特に、JavaやPythonなどの知識を持った人材の需要が高まっています。
ゲームエンジニア
ゲームエンジニアは、スマートフォンや家庭用のゲーム開発に関与し、キャラクターの動作やサウンドなどの設計に携わります。ゲームの世界観を自らの手で生み出せるやりがいとともに、ユーザーに感動や楽しさを届けられます。
ゲームエンジニアでは、C#(Unity開発で使用)やJavaScriptなどのプログラミング言語の学習が欠かせません。
AIエンジニア・データサイエンティスト
AIエンジニア・データサイエンティストは、AI技術の開発やデータ分析の専門職です。膨大なデータを処理するツールへの知識だけでなく、課題解決への道筋を立てるための高度な分析思考が求められます。
AIのアルゴリズム開発やデータ処理において汎用性が高いPythonの知識は、AIエンジニアにとって必須とされています。
自分に合うプログラミング言語の選び方

効率的に学習を進めたい方やプログラミング言語の習得方法に悩んでいる方は、以下の3つの視点から選択してみましょう。
開発したいものから選ぶ
自分に合うプログラミング言語を選ぶには、「何を作りたいか」を明確にするのが大切です。作りたいものによって、選ぶべきプログラミング言語は異なります。
例えば、WebサイトやWebサービスの開発には、HTMLやJavaScriptが欠かせません。ゲーム開発ならC#、AI開発ならPythonといったように、開発したいものに合わせてプログラミング言語を選び、効率的に学習を進めましょう。
難易度や学習のしやすさから選ぶ
難易度や学習のしやすさに重点を置いて、プログラミング言語を選択する方法もおすすめです。比較的習得しやすい言語から始めることで、初期段階での挫折を防げます。
例えば、環境構築が容易なJavaScriptや日本人が開発したRubyは、学習しやすく初心者向きで、無理なくプログラミングの基礎を身につけられるでしょう。
将来性や市場の需要から選ぶ
将来性や市場の需要を考慮しながら、プログラミング言語を選んで学習を進めるのも重要です。経済産業省の調査でも、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展により、2030年にはIT人材が最大で79万人不足すると予測されています。このデータが示す通り、IT分野全体で人材不足が深刻化しているため、需要の高い言語を習得すれば、キャリアの選択肢が大きく広がります。
例えば、求人が多いJavaや、AI開発で需要が拡大しているPythonなどに絞る方法があります。市場のニーズを意識して学ぶことは、就職・転職を有利に進めるための重要な戦略です。
プログラミング言語学習の始め方

プログラミング言語を学ぶ方法には、主に独学と通学の2種類があります。それぞれの特徴を踏まえて、自分に合う方法で学習を進めましょう。
学習サイトや書籍で独学する
自分のペースでプログラミング言語を学びたい方は、学習サイトや書籍で学ぶ方法があります。無料の学習サイトを活用すれば、初期費用を抑えられます。
ただし、質問ができないため疑問点をすぐに解決するのは難しいでしょう。一人で悩みを抱えていると、学習を挫折する原因にもなります。
専門学校やプログラミングスクールに通う
短期間で効率よくプログラミング言語の習得を目指したい方は、専門学校やプログラミングスクールに通うのがおすすめです。体系的なカリキュラムで効率よく学べるだけでなく、現役プロから直接指導を受けられます。
大学との違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
IT専門学校とは?大学との違いや、学校の選び方について解説!
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まとめ
プログラミング言語は、Webサイトやアプリ・AIなど、現代のデジタル社会を支える言語です。シンプルで学びやすい言語から、専門分野に特化した言語まで数多く存在します。
プログラミング言語を扱うエンジニアを目指すには、自分に合った学習方法と目的に応じた言語選びが成功のカギです。ライフスタイルや目標に合う学習スタイルを選びましょう。
デジタル社会を動かすプログラミングに興味を持った方は、専門スキルの学びを深め、IT業界でのキャリアを築いてみてはいかがでしょうか。
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