イラストや絵に関わる仕事は、エンタメ・広告・Web・教育など、幅広い業界で求められています。デジタル化が進む現代では、アナログの画力に加えて、デザインソフトやデジタルツールを扱うスキルも欠かせません。
本記事では、イラストや絵に関わる代表的な仕事を分野別に紹介し、それぞれに必要なスキルや働き方をわかりやすく解説します。なお、記事内で紹介するおすすめのイラスト専門学校は、下記リンクからご覧ください。
>>>東京のイラスト専門学校をご覧になりたい方はこちら
>>>大阪のイラスト専門学校をご覧になりたい方はこちら
>>>名古屋のイラスト専門学校をご覧になりたい方はこちら
イラスト・絵に関わる仕事一覧
イラスト・絵に関わる仕事は、活躍する分野によって大きく4つのカテゴリに分類されます。代表的な職種を以下の表にまとめました。
| 区分 | 職種 |
|---|---|
| ゲーム・アニメ分野 | ゲームイラストレーター |
| キャラクターデザイナー | |
| アニメーター | |
| 出版・広告分野 | グラフィックデザイナー |
| 挿絵イラストレーター | |
| DTPデザイナー | |
| Web・IT分野 | Webデザイナー |
| UI/UXデザイナー | |
| その他の分野 | 絵本作家 |
| 美術教師 | |
| 似顔絵師 |
同じイラストや絵に関わる仕事でも、求められるスキルや活躍の場はさまざまです。次からは、各分野で活躍する代表的な職種を紹介します。
ゲーム・アニメ業界でイラスト・絵を描く仕事
ここでは代表的な3職種を紹介します。
ゲームイラストレーター
ゲームイラストレーターは、ゲーム内のキャラクターや背景、アイテムなどをデジタルツールで描く仕事です。表現力に加えて、作品の世界観やユーザー層を意識したデザインを生み出す力が求められます。
>イラストレーターの主な仕事内容｜活躍できる職場や魅力を解説
キャラクターデザイナー
キャラクターデザイナーは、ゲームやアニメに登場する人物やキャラクターをデザインする仕事です。外見や性格、背景設定を考え、物語や世界観にあうキャラクターを生み出します。デザインセンスはもちろん、設定意図を読み取る力や想像力も重要です。
アニメーター
アニメーターは、キャラクターや物体に動きをつける仕事です。原画や動画を制作し、動きや表情でストーリーを表現します。近年では、3DCGやモデリングツールなどデジタル技術を扱うスキルも重要視されています。
出版・広告業界でイラスト・絵を描く仕事
ここでは代表的な3つの職種を紹介します。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、ポスターや広告、ロゴなどのビジュアル制作を手がける仕事です。イラスト技術に加えて、文字や写真とのバランスを考え、印象的なデザインを仕上げます。配色やレイアウトの知識を活かし、見る人に伝わるデザインを作る力が求められます。
挿絵イラストレーター
挿絵イラストレーターは、書籍や雑誌、Web記事などに掲載されるイラストを描く仕事です。文章の内容やテーマを理解し、読者の想像を広げる表現力が求められます。物語の雰囲気をとらえる感性と、作品に合わせてタッチを変えられる柔軟性が大切です。
DTPデザイナー
DTPデザイナーは、雑誌やカタログ、書籍などの印刷物をデザインする仕事です。DTP（Desktop Publishing）を使い、文字やイラストを整えて読みやすく仕上げます。印刷物を美しく見せる構成力と正確さが求められます。
Web・IT業界でイラスト・絵を描く仕事
WebやITの分野では、画面を通してユーザーに情報をわかりやすく伝えることが求められます。ここでは、代表的な2つの職種を紹介します。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイト全体のデザインを担当する仕事です。イラストや画像素材の作成・配置、レイアウト設計など、サイトの見た目と構造を作るスキルが求められます。
>WEBデザイナーになるには？目指せる学校や資格・仕事内容や向いている人を解説！
UI/UXデザイナー
UI/UXデザイナーは、アプリやWebサービスの見た目（UI＝ユーザーインターフェース）と、使いやすさ（UX＝ユーザーエクスペリエンス）を設計する仕事です。見た目の美しさだけでなく、ボタンの位置や操作の流れなど、使う人の気持ちを考えたデザインが求められます。
その他の分野でイラスト・絵を描く仕事
ここでは、個性や発想力を活かして活躍できる3つの仕事を紹介します。
絵本作家
絵本作家は、物語と絵を組み合わせて作品を生み出す仕事です。子ども向けだけでなく、大人向けのイラストエッセイなど活躍の場も広がっています。独自の世界観を表現し、出版社の編集者と協力して作品を作り上げます。
美術教師
美術教師は、小・中・高校などで美術を教える仕事です。教員免許が必要ですが、自身の絵のスキルや感性を生かして、生徒に美術の楽しさを伝えます。技術だけでなく、生徒の個性を伸ばす指導力やコミュニケーション力も欠かせません。
似顔絵師
似顔絵師は、イベントや観光地などで依頼者の似顔絵を描く仕事です。短時間で特徴をとらえる観察力と、コミュニケーション力が求められます。似顔絵を描くスキルは、結婚式のウェルカムボードや記念日のプレゼント、企業イベントの来場特典などでも活躍できます。
イラスト・絵を描く仕事に必要なスキル
イラストや絵の仕事では、芸術的なセンスだけでなく、基礎的な技術やデジタルスキル、社会人としての信頼を得るための姿勢も欠かせません。ここでは、代表的な3つのスキルを紹介します。
デッサン力と基礎画力
デッサン力と基礎画力は、どの職種でも欠かせない基本スキルです。正確な観察力と構図の理解があれば、人物や背景を立体的に描けます。色彩や遠近法の知識も、表現の幅を広げるうえで役立ちます。
デジタルツールの操作
Photoshop、Illustrator、CLIP STUDIO PAINTなど、業界で使われるソフトを使いこなすスキルが必要です。ツールを使いこなすことで、制作スピードと表現の幅が大きく広がります。
納期厳守とスケジュール管理
イラストの仕事では、信頼を得るうえで納期を守ることが欠かせません。複数の案件を抱えることもあるため、無理のない計画を立てて進めるスケジュール管理能力が求められます。
イラスト・絵を描く仕事の働き方
イラストや絵を描く仕事には、企業に勤める人もいれば、独立して活動する人もいます。安定を重視するか、自由度を求めるかによって働き方は異なります。それぞれの特徴を見てみましょう。
企業に就職する
ゲーム会社やデザイン事務所、広告代理店などに所属し、チームで制作に携わる働き方です。安定した収入や福利厚生が得られる一方、メンバーとのコミュニケーションや、決められた期日内で進める進行管理能力が求められます。
フリーランスになる
フリーランスは、個人でクライアントから依頼を受けて制作をおこなう働き方です。得意分野に特化できる自由度が魅力ですが、収入が不安定になりやすい面もあります。制作に加えて、営業力や契約、スケジュール管理などの実務的なスキルも求められます。
副業で稼ぐ・経験を積む
他の仕事を続けながら、スキルアップや人脈づくりを目的にイラスト制作を副業としておこなう人も増えています。SNSでの発信やクラウドソーシングを通じて、自分のペースで経験を積むことが可能です。
イラスト・絵に関わる仕事に就くための最適なルート
イラストや絵を仕事にするための学び方には、独学・大学・専門学校の3つのルートがあります。どの方法にも特徴があり、自分の目的や状況に合わせて選ぶことが大切です。
独学・大学・専門学校の比較
学び方の種類や、それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
| 学習方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 独学 | ・費用を抑えられる ・自分のペースで進められる | ・挫折しやすい ・就職支援がない |
| 大学 | ・美術やデザインの理論を体系的に学べる ・大卒資格で進路の幅が広い | ・修業年数が長い ・入試・学費の負担が大きい |
| 専門学校 | ・短期間で実践的なスキルを習得できる ・企業連携や就職サポートが充実 | ・イラスト以外の分野を学びにくい ・独学に比べて学費がかかる |
イラストスキルを効率よく身につけて業界で活躍したい人には、実践重視の専門学校が適しています。
プロとして活躍したいなら専門学校がおすすめ
専門学校では、プロの講師から学びながら、業界で通用するポートフォリオを効率的に制作できます。企業との共同制作やインターンなど実践的な学びの場が多く、履歴書添削や面接対策などの就職支援も充実しています。未経験からでも安心してプロを目指せる環境です。
>イラスト専門学校はやばいって本当？やめとけと言われる理由やメリットについて解説！
>イラスト専門学校の学費の内訳を紹介！大学との比較や費用の抑え方
まとめ
イラストや絵の仕事は、ゲーム・アニメ・出版・Webなど幅広い分野で活躍のチャンスがあります。分野ごとに求められるスキルは異なりますが、共通して重要なのは「描く力」と「表現力」を磨き続けることです。
未経験からでも、正しい環境で基礎から学べばプロとして活躍できます。効率よくスキルを伸ばしたい方や、確実に就職を目指したい方は、専門学校での学びを検討してみましょう。
HALでイラストについて学びませんか？
HALでは、グラフィックデザインやイラスト、アニメーション、CG制作などを専門的に学べます。現役クリエイターによる指導や企業と連携した授業を通して、在学中から実践的な経験を積めるのが特徴です。
また、「国家資格 合格保証制度」や「完全就職保証制度」により、卒業後のキャリアまでしっかり支援しています。
HAL東京（イラスト専門学校（東京））HAL大阪（イラスト専門学校（大阪））HAL名古屋（イラスト専門学校（名古屋））でイラスト・絵の仕事を目指してみませんか。
CG・デザイン・アニメ4年制学科 グラフィックデザイン・イラストコース
このコースでは、Illustrator・Photoshop・Mayaなどの業界標準ソフトを使いこなし、広告ビジュアルからWebデザインまで対応できるデザイナーを目指します。
CGデザインとイラストレーションの両方を学べるため、幅広いクリエイティブ領域で活躍できるスキルを身につけられます
CG・デザイン・アニメ4年制学科 アニメーションコース
アニメーター専攻とデジタル作画専攻を設け、作画から3DCGまで総合的に学べるカリキュラムです。CLIP STUDIO PAINT EXやAutodesk Mayaなどの最新ソフトを使用し、東映アニメーションなど業界トップクリエイターの直接指導を受けられます。
CG学科
2年間でデザイン・CG技術を集中して学べるコースです。MayaやAfter Effectsなどプロ仕様のソフトを完備し、グラフィックから3DCGアニメーションまで幅広く習得できます。短期間でスキルを身につけ、即戦力として業界デビューを目指せます。
専門学校HALでは、東京・大阪・名古屋にて体験入学やオープンキャンパスを継続的に実施中です。詳細情報やパンフレットは下記リンクをご参照ください。
>>>東京のイベント／オープンキャンパスの情報を見る
>>>大阪のイベント／オープンキャンパスの情報を見る
>>>名古屋のイベント／オープンキャンパスの情報を見る
また、「学校案内パンフレット」「学費、住まいのサポートBOOK」「保護者向け冊子」「入学要項」「エントリー／出願書類一式」が入った資料を無料で送付しています。気になる方は下記をご覧ください。
>>>資料請求ページを見る