就職プレゼンテーション作品:ゲーム制作分野『DXForge』

学生作品

2025.3.31

就職プレゼンテーション作品:ゲーム制作分野『DXForge』

この作品は、2024年度 就職作品プレゼンテーション出展作品です。

作品分野

ゲーム制作

作者名

田中 ジュニオール ネルソン ミノル / ゲーム4年制学科 ゲーム制作コース

開発環境・使用ツール

Visual Studio 2022、GitHub、Sourcetree、C++、DirectX12、WPF、FBX SDK/ RenderDoc

作品コンセプト

DXForgeは、DirectX12を基盤とした描画最適化と、柔軟なエディタ機能を備えたゲームエンジン です。 最新の描画API技術に挑戦し、より高性能なリアルタイムレンダリングを実現することを目指して開発しました。

作品のアピールポイント・注力したこと

①DirectX12を活用した描画最適化 GPUの処理負荷を考慮し、リアルタイムレンダリングの高速化に取り組みました。特に、タイルベースのライトカリングを導入し、不要なライト計算を削減することで、高品質なライティングを維持しつつ、パフォーマンスを向上させました。 ②直感的なエディタツールの開発 ゲーム開発者が使いやすいWPFベースのエディタを設計し、LOD調整やエンティティ管理を直感的に操作できるようにしました。リアルタイムでの変更反映が可能で、開発効率を向上させる設計になっています。 ③柔軟なスクリプトシステム C++ベースのエンジンながら、スクリプトを用いたカスタマイズが可能な設計を実装しました。エンティティ・コンポーネントシステムと連携し、カスタムスクリプトを適用することで、ゲーム開発における拡張性を確保しています。

制作にあたってHALで学んで活かせたこと

学内でC++やDirectXの基礎を学んだことで、ゲームエンジンの設計や描画処理の理解を深めることができました。その学びを活かし、エンティティ・コンポーネントシステム(ECS)を用いたオブジェクト管理や、描画負荷を抑える最適化手法に挑戦しました。また、モデルデータの読み込みや管理の知識を発展させ、エンジン内で効率的に扱える仕組みを実装しました。学んだ技術を応用しながら、より実践的な開発に取り組むことができました。 ※学科名・学年は作品制作当時。

就職作品プレゼンテーションとは

就職作品プレゼンテーションは、希望業界への就職をめざす卒業前年度の学生(4年制3年次、2年制1年次)のために、ゲーム・CG・映像・アニメ・デザイン・ミュージック・IT・WEBなどの各業界で人気上位の企業から、採用・開発・制作担当者を招き、学生が自ら作品をプレゼンテーションできる専門学校HAL独自のカリキュラムです。就職希望企業と直接話を聞けるチャンスのため、希望者は名古屋・東京・大阪の3地区どこでも参加ができます。(一定の条件あり)